|
|
ドックです。
あれやこれやと予定がめまぐるしく変わって奔走しております。
ともあれ本日は、TOHOシネマズ梅田で「20世紀少年 −最終章−ぼくらの
旗」、シネ・リーブル梅田で「女の子ものがたり」を鑑賞しました(その間に種々
の用務をこなしていたのですが、けっこう積み残しました)。
「20世紀少年 −最終章−ぼくらの旗」は結果として初日初回に劇場へ行くこ
とになったのですが、満席でしたね。
近年、「スターウォーズ」や「デス・ノート」などで連続活劇の土壌ができあが
っていたことが功を奏したのでしょうか、東宝としては3部作の映画シリーズで成
功を収めたと言っていいでしょう。
でまあ、前作・前々作並みの流動する物語展開と、バイプレーヤークラスをふん
だんに散りばめたとりあえずのオールスターキャストで華々しくやっておりました
が、1作2作で広げに広げた大風呂敷。そのたたみ方としては少々スケールダウン
していたかな、という気になりました。
平成仮面ライダーシリーズの一部作品のように、さんざんに広げた風呂敷を仕舞
おうともしないふてぶてしさはなく、きちんとたたもうとする姿勢は評価できるの
ですが、期間が空き過ぎて伏線を観客が忘れかけているのを割り引いたとしても、
たたむことに躍起になっていて胸高まるクライマックスと言うには今一歩だったよ
うに感じられました。
個人的には第1作の感想の際に漏らしていた「ともだち」の正体予想が当たって
いると言えば当たっていました。
信念の揺らぐカンナを平愛梨さんが好演しておりましたが、それ以上に、出てく
るだけで好感を持ってしまう(重苦しい作品中の清涼剤になっていたと思います)
木南晴夏さんに目が離せなかったです。
今後の活躍に期待大です。
「女の子ものがたり」ですが、美しい愛媛の自然が描かれつつも、物語的には忌
まわしき地方都市といった位置づけではありますね。
むろんその地方都市においても、何不自由なく普通の思春期を過ごしている少女
たちも多いのでしょうが、映画中に登場する女の子たちは、それぞれに家庭の事情
を抱えていて、グレるほどには悪くはなれないものの(むしろグレることができれ
ば易しくてよかったのかも知れませんが)、ちょっとはみ出しかけている・・・純
良にも不良にも普通にもなれない3人組です。
互いにそういう存在であればこその友情だったのかも知れません。
しかしながら、主人公の女の子は他の2人のあまりにもお決まりのような幸薄さ
に辟易し、結果として袂を分かって町を去ってしまうわけですね。
リアルと言えばリアルであり、幸せになれない現実生活の生臭さのようなものが
伝わってくる青春の痛みの一篇であります。
ただ個人的には、リアルな生臭みよりも切ない美しさを青春映画には観たいと思
っておりますので、そのあたりで私には乗り切れない作品でありました。
森迫永依さん→大後寿々花さんとリレーされる主人公の少女時代は双方魅力的で
す。
特に森迫永依さんに関しては、現在はお顔はほぼそのままにスタイルがすらりと
大人になっていらっしゃってまるでメルモちゃんを見る思いがするほどですが、本
作はぎりぎり最後の子どもらしい永依ちゃんの姿が観られると言っていいでしょう。
劇中で使用される方言は愛媛の言葉と関西弁をちゃんぽんにしたような感じです
が、大阪人としては永依ちゃんの「西の言葉」が聞けたのは有益でした。
vortacさん的には、永依ちゃんがひとりで猫じゃらしの仕草をするシーンがぐっ
と来るポイントだと思います。
スクリーンで永依ちゃんのアップを観るだけでも一見の価値があるでしょう。
|
|