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烈火大斬刀(2)

 投稿者:ドック  投稿日:2009年 6月30日(火)22時52分53秒
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   ドックです。
 昨日、こちらで「家庭教師のトライ」のCMの話を書きましたが、調べてみますと、いまその
トライの社長をされているのが、二谷友里恵さんなんですってね!
 いやあ、ちょっとビックリしてしまいました。

 ところで昨日の「ディア・ドクター」の時に書き漏らしたのですが、鶴瓶さんがホストで、T
BS系の毎週金曜日23時から「A−STUDIO」というトーク番組が春から始まってますが、
これはなかなかに興味深いトークショーだなあとよく観ています。
 鶴瓶さんのコネクションで招聘されているのだと思いますが、なかなかこの種のトーク番組に
はお出にならないような映画畑の俳優さんが登場されますし、おざなりのトークショーと違って
かなりその俳優さんの本音であったり、心の中の思いであったりを素直に引き出していてお値打
ち感があります。
 鶴瓶さんは関西圏では昔からなじみのある方なのですが、この「A−STUDIO」のお仕事
は、この方ならでは・・・と見直す思いがありますねえ。

 さて、先週末観たもう一本の映画が、長澤まさみさん主演の「群青」であります。
 この映画、主演が長澤さんで、そのお母さんが田中美里さんでありますから、てっきり私は東
宝の番線でかかる映画だと思っていたのですよ。
 ですが、関西圏では私の観たTOHOシネマズ西宮OSでかかる程度で、あとは傍系の敷島シ
ネポップでかかるくらいなんですよね、東宝系列では。
 東宝シンデレラ最大のスターと言いますか、東宝芸能最大級の俳優である長澤さんの主演作で
すし、東宝も製作委員会には関与している作品なのに・・・とちょっといぶかしんだのですが、
よくよくキャストを眺めれば長澤さんとその父役の佐々木蔵之介さんあたりが名の通った俳優さ
んであって、あとは基本的に集客性のある大看板な方がいらっしゃらない、いわゆるノンスター
映画でありますね。
 また作品としても小粒ではありますね。
 ・・・ただローバジェットと言い難いのは、日本航空が特別協賛した沖縄の海をクローズアッ
プした夏休み招致映画であり、妙にお酒をうまそうに飲むシーンが多いあたりに、タイアップ的
な集金力のある映画なのかなあ、とも思えますね。
 これはあくまで邪推でしかないのですが、もしかしたら作品の出来を見て、公開規模を小さく
したのかなあ・・・と思ったりもします。

 と言ってしまうと、作品としてダメだと言ってるようなものですが、うーんまあ、雰囲気とし
て悪くない要素も垣間見えたりするのはするんですよ。
 同年代の子どもがいない沖縄の島に育った2人の少年と1人の少女のお話で・・・まあ、その
あたりの相克と言うか葛藤と言うか、そういう恋情のあたりは見れないことはないのです。
 ただねえ・・・「島の中でたった3人きりの2人の少年と1人の少女」ってのはねえ、規模の
大きな「タッチ」か「俺たちの朝」でしょ。しかも相手のひとりが「カズヤ」と来れば・・・ね
え。
 いや原作がある映画ですから、これはパクリではなくもともとそうなのですが、全編に渡って
ケレン味のある見せ方をしながら、それがけっこう底割れしちゃってるんですよね。
 例えば木々の茂った小路を子どもの3人が歩いて、途中木の陰に姿が見えなくなる・・・よも
やここで大人の3人に変わるのではないかな?と思いきや、案の定そうである・・・と。
 また登場人物が人間ではなく役割でしかないのも難点ですね。
 「訳ありのピアニスト」ならもうその額面だけの役割しかない・・・切れば血の出る豊かな人
間性が感じられないし、そのピアニストの演奏を聞いた漁師が「芸術っていいものだな・・・」
と泣き、愛が芽生える・・・ってのは何なのでしょうね、このうすっぺらい展開と描写は。
 美しいが形骸的な映画のように思いましたねえ。

 俳優陣としては、長澤まさみさんが生彩を欠いているなあ、と・・・。
 まあ、途中で茫然自失となってしまう設定の役ではあるのですが、それにしても心に響かない
・・・これなら「天地人」とミステリアスな信長のエージェントの方が魅力的ですよ。
 その中でも、漁師にはあまり見えませんが、佐々木さんは中年男であり父親のキャラクターを
活写していて事実上の主演かと思わせるほどであり、若手では純粋さと我執の間で苦悩する青年
を福士誠治くんが好演していて、3人の中では彼のみが達者な印象でした。

 しかし最近の映画事情で強く思うのは、同時期に同じ俳優さんの主演作、準主演作がやたら重
なりますよね。
 最近ですと瑛太くんしかり麻生久美子さんしかり、今回の佐々木さんだって先週は「守護天使」
が封切りされてますもの。
 来週は「真夏のオリオン」を数週間前にスタートさせた玉木宏さんの「MW」が公開ですから
ね。
 キャンペーン&宣伝は短期間に集中してやった方が効率が良いからなのか、それとも公開を連
続させれば相乗効果的に世間に認知度を高めることができるからなのか・・・。
 
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